総務省・異能 vation プログラム 耳飾り型コンピュータ
プロジェクト
ターゲット

コンピュータを装飾品と捉えて,コンピュータ機能を持つイヤリング(耳飾り型コンピュータ)の開発をしています.
具体的には,「使っていて楽しい,使っていて驚きがある,身に着けることでモテる, 身に着けることで精神的・肉体的な快感が得られる,みんなが着けている(普及している), ユーザ自身がそれの機能を自由に拡張できる,自分のヘルスケアに役立つ, 心がジーンと感動する」を満たした耳飾り型コンピュータの研究開発を行ないます. さらに,その耳飾り型コンピュータに搭載するまだ開発できていない「耳で人間の五感を感じコントロールできる機能」 の研究に挑戦します.

イアリング・コンピュータ
Trademark

耳を疑うぐらい素晴らしい耳飾り型コンピュータの新技術を発明し, 世の中の人々を「びっくり」させたいとの思いを込めて「びっくり耳マーク」をデザインしました.

Challenger 谷口 和弘

谷口 和弘

広島市立大学大学院情報科学研究科 講師
大阪大学大学院基礎工学研究科修了
(博士 工学/ロボット工学)
Blood type:A
Charming feature:大きな耳

Award:
平成26年度「電波の日・情報通信月間」記念式典 中国総合通信局長表彰
(団体:広島発高齢者見守り支援システム開発プロジェクト推進協議会)
平成25年度教員表彰(分野:社会貢献)
HiBisビジネスフォーラム2013:特別賞
HiBisビジネスフォーラム2013:優秀インターネットビジネスプラン賞
etc…
Prototype
halo (ハロ)

外観および技術デザインのテーマを人類の共通の美である「光」と定め, 愛称を「halo,ハロ(光の輪)」と名付けました.さらに,haloは古事記の天照大神を, その専用ケースは月読命とをイメージして設計しました.

太陽神・天照大神は,伊邪那伎命の左目から生まれました.haloは太陽光の輪を連想する形状とし, 左耳用にしました.また光発電,光通信,光計測の技術を盛り込みました.

月神・月読命は,万葉集では若返りの霊水を持つ者として登場します. 専用ケースは,菊模様(日華模様)の入った瑠璃色の「切子」で月をイメージする形状にしました. これは,菊模様で月面に当る太陽の光を表現し,瑠璃色の切子は「瑠璃も玻璃も照らせば光る」のことわざから, haloの発展を祈ったものです.この専用ケースはhaloで計測した生体情報を健康支援に役立てる機能を持ちます. また,haloに光充電を行なったり, haloと光通信を行なったりします.
(協力:V・TEC株式会社,Ram Factory,株式会社ビズアップ)

haloの使い方
haloのロゴ
haloのロゴマークは,光の輪をモチーフにしています.光の粒子性に注目して,たくさんの粒子(ドット)を用いて作成しました(ゲシュタルト群化原理).
人の脳には隠されている部分を想像して補完する能力があります.この補完能力により,光の輪が粒子の中に現れます.
補完能力を働かせるようなデザインにすることで,haloを使うことで驚きや発見のあるコンピュータにしたいとの願いを込めました.
また,六芒星をデザインに用いることで天照大神の偉大な光を表現しました.
(Designed by Mio Yano)
Next Prototype: nakomi (和)
nakomiの形状は,室町時代から続く日本を代表する芸術「いけばな」の洗練美から学び応用したものにしたいと考えております.
例え,電池が切れたり,故障したりして使えなくても, お洒落のために老若男女問わず身に着けたくなるほど外観デザインを徹底的に磨き上げたい. また,ユーザに「格好良い」と思わせ所有欲を刺激するものを作りたい. そして,洗練美により心理的な心地良さをユーザに提供したい.
そんな思いで研究開発しています.
(協力:株式会社SweetD, V・TEC株式会社,オリエント工業)
無塗装磨き仕上げ
無塗装磨き仕上げ
図a	寄木設計図
図a 寄木設計図
図b	陰陽設計図
図b 陰陽設計図
図c
図c
図d
図d
図e
図e
図f
図f
nakomiの解説
nakomiは,いけばなにおける生花の基本構成「真・副・体」と陰陽の世界観を基に設計されています.nakomiの外観設計のポイントは以下の通りです.
  • 真部分の寄木ラインを基準に外内へ傾斜させる事(図c)と副・体部分の葉にあたる部分を隆起させる(図bとd)ことで陰陽を表現しました.
  • 鋭い形状(図e)をつけることで,桃花心木(マホガニー,木材)のもつ有機質な感覚のみならずコンピュータのもつ無機質な感覚も形状で表現しました.この特殊な形状は,熟練した職人の手作業でなければ実現できません(自動切削機械では実現できません).
  • 副と体の面をなだらかに隆起させることで,体から全体に始まるいけばなのもつ躍動感を波の様な形状で表現しました(図bとf)
  • 「無塗装磨き仕上げ」という日本古来の技法を再現し,良質な仕上がり質感を表現しました.
Collaboration

例えば,以上の希望を叶えられる方とのコラボレーションしたいと考えております. ご興味ある方は,ご連絡いただけますと幸いです.

Contact

本プロジェクトに関するお問い合わせ等は,下記の事務局宛にご連絡ください.

株式会社角川アスキー総合研究所
「異能vation 」事務局

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         月曜日〜金曜日(祝日を除く)
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